新しい脱毛の仕組みと言えるSHR脱毛の特徴

従来、クリニックで行われている脱毛施術は「医療レーザー脱毛」でしたが、最近増えているのが「SHR脱毛」です。

どちらも光の熱を利用して毛の生成を阻止するというシステムは変わりませんが、主に異なる点として挙げられるのが、照射する光の強さと光を当てる場所です。

なお、SHR脱毛には医療レーザー脱毛では得られないメリットがいくつか備わっています。

SHR脱毛の仕組み

医療レーザー脱毛は皮膚の奥にある毛根をターゲットに強いレーザー光を照射して、毛根を破壊します。

一方、SHR脱毛は毛根ではなく、皮膚の近くにあって毛を包んでいる毛包にレーザーより柔らかい光を照射します。

バルジ領域の活動を阻止

毛包には発毛の基となる発毛因子を生成するバルジ領域という部分があり、毛包に光を照射するとバルジ領域に熱がこもります。

徐々に蓄積された熱によってバルジ領域がダメージを受け、発毛活動をしなくなります。

この熱が溜まることから、SHR脱毛は「蓄熱式脱毛」とも呼ばれています。

ちなみに、毛根を毛を作る機械とすると、バルジ領域は毛の生成システムとも言えます。

SHR脱毛のメリット

SHR脱毛のメリットには以下などが挙げられます。

痛みが無い

SHR脱毛は医療レーザーのような強烈な熱を毛根に与えるわけではなく、毛包に光を蓄えていく仕組みのため、痛みをほとんど感じません。

毛周期の影響を受けない

医療レーザーは毛に含まれるメラニン色素を利用するため、成長期にある黒い毛にしか効果を発揮できません。

ところが、SHR脱毛はバルジ領域の発毛システムを制御するものであるため、メラニン色素の有無は関係ありません。

従って、毛周期に関係なく施術することができ、脱毛の処理が早く完了します。

また、メラニン色素の少ない産毛に対しても脱毛効果を発揮します。

施術時間が短い

SHR脱毛は10秒間で約1,000本もの毛を処理できるため、全身脱毛であっても30~40分で施術が完了します。

黒ずんだ肌にも施術が可能

医療レーザーの光は黒い色に反応して熱を生じるため、仮に肌が日焼けして黒くなっていると、炎症を起こす危険性があります。

一方、SHR脱毛ではメラニン色素が関係しないため、日焼けした肌でも、色の黒ずんだデリケートゾーンでも施術が可能です。

まとめ

SHR脱毛は従来の医療レーザー脱毛とは異なり、直接毛根に光を当てて毛根を破壊するわけではなく、毛包全体に熱を溜め、バルジ領域の活動を阻止します。

少しずつ熱を蓄えていくため、医療レーザー脱毛のような痛みがありません。

また、毛周期の影響を受けない、施術時間が短い、黒い部位にも施術が可能といったメリットがあります。

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